アルゴリズムの実行時間
<実行時間を表すO記法>
オーダ
どれくらい計算に時間がかかるかを表す
O記法
オーダによってアルゴリズムを表す記述方法。
O記法では、データの個数をnとし、それに対する計算量をO(n)で表す。
O(n)は、データの個数が2倍、3倍になると、計算量も2倍、3倍になると言うこと。O(n^2)は、データの個数が2倍、3倍になると、計算量は4倍、9倍になると言うことを表す。
O記法では、大量のデータを扱う場合を考えるため定数や係数は無視する。
<探索アルゴリズムの実行時間>
ハッシュ探索法では、衝突が起きない限り、原則1回の比較でデータを見つけることができるため、データ個数にかかわらず0(1)となる。
線形探索法は、最大でデータ個数の分だけ比較することになるため、データが多い場合には最も遅いアルゴリズムとなる。
・ハッシュ探索法のオーダ:O(1)
・2分探索法のオーダ:O(log2n)
・線形探索法のオーダ:O(n)
<整列アルゴリズムの実行時間>
交換法(バブルソート)、挿入法、選択法の実行時間(オーダ)は全てO(n^2)となる。